体癖と相性について

2015.2.4

体癖についての質問で時々、「相性」のことを聞かれることがあります。

実はその質問には、あまり答えすぎないようにしています。

あまりに体癖「論」による決めつけが強くなってしまう可能性があるからです。


たとえば、恋人や結婚相手を選ぶ時に、「私には、どんな体癖の人が合うのでしょう?」などと問われたとします。

いや、実際にあるんです、今現在付き合っている相手が、本当に自分にふさわしいのかどうか、体癖的に診断してほしい、というような相談が。


でも、こういうことって、本当は体癖「論」が先に立つものではないと思うんです。

仮に相手が○○型、自分は□□型で、「全然タイプが違う」と言われた場合、どうするんでしょうね、「じゃぁ、別れます」なんて割り切れるものなんでしょうか?


まぁそんなにバッサリ切る人はいないかもしれませんが、場合によっては、それ以降、相手を偏見の目で見ることにもなりかねませんし、何かにつけ「体癖の違い」を理由に相手を責めることにもなりかねません。

直接相手を責めることがなくても、自分の心の中で責めてしまうことがあるんです。


まぁいずれにせよ、相手がどのような体癖の人なのか、分かる範囲であればお答えしていますが、だから「相性がいいよ、悪いよ」なんていうことは、誰かが判断することではないと思うんです。


ただ、相手の体癖を知ることで、「元々違うタイプなんだ、だから違っていても仕方ないんだ」というように思えるなら、それはいい役立て方だと思うんです。

そしてその違いによって起こる軋轢を、出来るだけ歩み寄って解決していこうとする、それが人間関係の理想的なあり方だと思うんです。


あくまでも「理解」のための素材として、体癖論を利用していただきたいと思っています。



ちなみに、相性という面では、やはり同じ体癖同士というのは、落ち着くのです。

好き嫌いが似ている者同士ですから、お互いが分かりやすい。


いやもちろん、それでも微妙な違いが気になったり、同じだからこそ、自分の欠点を見るようでつらい、なんていうことも無くはないのですが、それでもまぁ、ある程度は似通っていますから、楽なんですね。

あまり予想を裏切ることがない。

自分が自然体でいられる相手というのは、同じタイプの人かもしれませんね。


でも逆に、同じタイプの相手からは「刺激」があまり感じられないのです。

自分にはない視点や考え方、自分の知らない世界・・・といった、ワクワクするような刺激とか、ドキドキするようなスリルとか、そういうものがどうしても足りない。

だから、恋愛に発展したり、何か新しいことを始めるパートナーだったり、師となる存在だったりする相手というのは、違うタイプの人であることのほうが多いようです。


やはり人は違うからこそ魅力を感じるし、自分とは違うものをもった相手と関わるからこそ、自分を広げることができるのでしょう。